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さわやか介護セミナー 松本で始まる、医師が講演

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 「さわやか介護セミナー」(信濃毎日新聞社、住友生命社会福祉事業団主催)が15日、松本市内のホテルで始まった。東御市立みまき温泉診療所顧問の医師、倉沢隆平さんが「地域で生き、地域で死ぬ」と題して講演、160人が聞いた。
 倉沢さんは医療技術が進歩した結果、「多くの人があらゆる病気は治ると思い、医師は1分、1秒でも命を延ばそうとしていないか」と指摘。家族や地域の介護、看護を受けて自宅で最期を迎えたお年寄りの例を紹介し「大切なのは死ぬ瞬間ではなく、意識があってもなくても家族として日常をともに生きられることだ」と話した。
 また亜鉛の欠乏が、お年寄りの食欲不振の原因となる味覚障害や舌の痛み、床擦れなどにつながっていると説明。亜鉛を補給する薬で、床擦れが回復する様子をスライドを交えて紹介した。セミナーは29日まで全3回開く。

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