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不折の収集品で「漢字」たどる 伊那で100点展示

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 「漢字の歴史と造形美―中村不折コレクション」展を24日から11月24日まで、伊那市西町の県伊那文化会館で開催します。
 洋画家で書家の中村不折(1866−1943年)は、江戸で生まれ、少年時代を伊那市で過ごしました。不折は、東洋美術品の収集家でもあり、1万点を超すコレクションは現在、東京・台東区立書道博物館が所蔵しています。
 今回は、門外不出といわれる収集品の中から「漢字」に焦点を絞り、甲骨や青銅器に刻まれた文字にはじまり、隷書から草書、行書、楷書へと変遷していく中国漢字文化を100点の作品でたどります。中には、王羲之の「定武蘭亭叙」(353年)=写真=や欧陽詢の「九成宮醴泉銘」の作品があります。書家・中村不折の代表作「龍眠帖」も展示します。
 前売り券は一般600円(当日券800円)で、同会館や信毎販売店などで販売しています。高校生以下は無料です。問い合わせは、信濃毎日新聞社事業部(電話026・236・3366)へ。

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