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2008年10月 6日〔メディア局〕
信濃毎日新聞社と信毎飯伊販売店会は5日、東洋医学専門医の水嶋丈雄さん=佐久市=と、料理研究家の横山タカ子さん=長野市=によるジョイント講演会「食と健康を考える」を、飯田市の飯田女子短大で開いた。約120人が参加し、病気予防に効果的な料理や食事方法など、ユーモアを交えた2人の話に聞き入った。
水嶋さんは、東洋医学だけでなく現代医学や栄養学に基づく検証を踏まえ「ハクサイは膵臓(すいぞう)を保護するモリブデンが含まれ、糖尿病の人にいい」「ストレスの多い人には、精神安定効果のある小麦が有効」などと、食材の特性を紹介。その上で「普段使っている食材を、家族の症状に合わせて上手に組み合わせることで、健康を守ることができる」と、漢方食の特長を説明した。
横山さんは、青野菜がない冬場に漬物でビタミンやミネラルを補給したりしてきた県内の例を示して「信州の食こそが漢方食だった」と強調。血流を良くするみりんを使ったゼリーといった、横山さん考案の漢方食レシピを紹介し、最後に「良い物を食べても悪い物を食べても、体にはそれなりの結果が必ず出る。食べ物ほど裏切らないものはない」と、食の大切さを訴えた。
講演会は、2人の共著「食べて元気になる漢方ごはん」(信濃毎日新聞社)の刊行に合わせて開いたもので、この日は横山さんのサイン会も開き、多くの人でにぎわった。長野市でも11月2日に開くが、既に定員に達し、聴講の受け付けは終了している。
【写真説明】漢方食について講演する水嶋さん