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2008年8月11日〔編集局〕
信濃毎日新聞社は10日、伊那市で読者参加の討論会「Waの会」の1回目を開いた。テーマは「赤ちゃんをどこで産む!」。医師不足でお産の受け入れ病院が減った上伊那地方の現状や、安心して子どもを産み育てることのできる地域づくりについて、住民や医師、看護師、助産師ら約70人が意見を交わした。
全体討論会では、伊那中央病院(伊那市)産婦人科部長の上田典胤さん、昭和伊南総合病院(駒ケ根市)助産師の真木喜子さん、駒ケ根市の母親らでつくる「安心して安全な出産ができる環境を考える会」代表の須田秀枝さん、伊那市で助産院を開いている池上道子さんの4人が現状を報告した。
上田さんは、昭和伊南のお産受け入れ休止などで伊那中央の医師の負担が増えた現状を説明。「一番の課題は医師の確保」とした。須田さんは当事者の立場から勉強会を重ねていることを報告し、「自分たちでできることを考え続けている」とした。
会場からは助産師や医療機関の連携に期待する質問があり、真木さんは「昭和伊南では分娩(ぶんべん)後の『産じょくケア入院』の検討を始めた」と報告。池上さんは「助産師が力を出すことで貢献できる部分がある」と話した。
全体会後は「お産の場をどう守る」「助産師の力を生かそう」「こんなお産がしたい」の3分科会で意見交換した。
伊那市荒井の主婦関口智子さん(31)は「産む側も、医師任せにせず自己管理をきちんとするなどできることがあると思った」と話していた。
【写真説明】「赤ちゃんをどこで産む」をテーマに語り合った第1回地域討論会「Waの会」=伊那市生涯学習センターいなっせ