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2008年8月 4日〔編集局〕
第1回信毎こどもスクールが3日、松本市の県松本文化会館で開かれた。実験や体験学習を通じて子どもたちに理科への関心を深めてもらおうと、信濃毎日新聞社が初めて企画。小学生と保護者ら200人余りが参加した。
「南極からみた地球の過去・未来」をテーマに、国立極地研究所副所長の本吉洋一さん(54)と、日本人女性で初めて2度の南極観測越冬隊を経験した永島祥子さん(33)が講演し、南極の生物や昭和基地で働く人の生活をクイズ形式で紹介。南極上空のオゾン層に穴が空いていることについて、子どもの一人が「オゾン層はどうやったら直せますか」と聞くと、本吉さんは「直すのは難しい。フロンなどオゾン層を破壊するものを出さないようにすることが一番大切」と答えていた。
講演の後、子どもたちは3つのグループに分かれ、ペットボトルで作った装置で雪の結晶を作る実験などに挑戦。2万年以上前の雪が固まってできた南極の氷を溶かす実験では、氷の中に含まれる空気が「パチパチ」とはじける音に興味深げに聞き入っていた。
松本市筑摩小4年の山田裕太郎君(9)=松本市筑摩2=は「実験をやって南極のことをもっと知りたくなった。シロクマとか北極の生きものについても知りたい」と話していた。
【写真説明】実験・体験教室で南極の氷と水を入れたコップに耳を近づけ、氷に閉じ込められた空気が出る音を確かめる子ども=松本市の県松本文化会館