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教育への活用―実例報告 高知の全国大会に800人

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 新聞の教育への活用(NIE)を話し合う第13回NIE全国大会(日本新聞教育文化財団など主催)が31日、高知市で2日間の日程で始まった。長野県の29人を含む教員や新聞関係者ら約800人が、講演やパネル討論に耳を傾けた。
 作家山本一力さん(60)が、「生きる力を新聞で」と題して講演。小学校時代の担任が、毎週記事の切り抜きを見せて日本の国際的な地位低下について持論を語った思い出を例に、「当時はほとんど分からなかったが、後でじわっときいてくるものだと思う」などと話した。
 また市内の教員や小学校長らによるパネル討論は「新聞を活用して育てる社会力−新しい教育課程を踏まえて」がテーマ。実践例を報告し、「新学習指導要領は全教科にわたり言語活動を重視している。新聞の活用は根拠を示して主張する学習にも有効だ」などと意見を交わした。
 会場では、高知県内の新聞部と写真部に所属する高校生約20人が参加者インタビューを交えた大会の速報づくりに取り組んだ。1日は分科会で、小中高校別の公開授業や実践発表などを行う。
【写真説明】高知市で始まった第13回NIE全国大会

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