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柳沢遺跡の軌跡を一冊に 速報写真グラフを発行

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 信濃毎日新聞社は、中野市で出土した弥生時代中期の貴重な青銅器を紹介した速報写真グラフ「北信濃 柳沢遺跡の銅戈(どうか)・銅鐸(どうたく)」を発行した。発掘調査をしている県埋蔵文化財センター(長野市)の著書。分かりやすいように写真をふんだんに使い、青銅器の特徴や発掘作業の様子など、これまでの軌跡をまとめた。
 全国で初めて同時出土した大阪湾型と九州型の銅戈を、原寸大の写真で載せたのが特色。ほかに、埋まったままの青銅器や刻まれた文様、発掘現場を調べるセンター職員、昨年11月の現地説明会で青銅器に熱い視線を送る考古学ファンなども収めた。
 3月15日に千曲市の県立歴史館で開かれた「シンポジウム 柳沢遺跡を考える」の様子も収録。同遺跡調査指導委員会の笹沢浩委員長と同委員の工楽善通・大阪府立狭山池博物館長の基調講演の詳報や、6人の委員らによるディスカッションも載せた。
 A4判、72ページ。1000円。県内の書店、信毎販売店で販売している。問い合わせは信濃毎日新聞社出版部(電話026・236・3377)へ。
【写真説明】発行された「北信濃 柳沢遺跡の銅戈・銅鐸」

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