来春卒業予定の大学生らを対象にした合同就職説明会（信濃毎日新聞社主催）が１７日、長野市内で開かれた。県内に本社や事業拠点がある８９社が参加。学生約４５０人が訪れ、各社のテーブルを回って採用担当者の説明を聞いた。
　理系学生の採用意欲が高い製造業の中で、東信地方の精密機器メーカーの採用担当者は「売り手市場のためか、理系学生の動きは昨年よりゆっくりしているようだ。例年並みの人数は確保したい」と気を引き締めていた。
　長野市出身で、県内製造業への就職を目指す千葉県内の理系男子学生（２１）は「なるべく多くの企業の話を聞くつもり。世界市場を相手にものづくりをしている会社で働きたい」と話していた。
　１９日は午後１時から松本市のホテルブエナビスタで開く。