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2008年3月 5日〔メディア局〕
江戸時代の俳人、松尾芭蕉は貞享5(1688)年、姨捨で中秋の名月を見るために信濃路を歩き、「更科紀行」を著しました。8月11日に美濃をたち、木曽、松本、姨捨、善光寺、北国街道を経て、中山道・碓氷峠に至る約270キロ。翌年の「奥の細道」を生んだ重要な旅ともいわれています。
それから320年。民俗・日本思想史家で北安曇郡白馬村在住の田中欣一さんが、「更科紀行」にあやかり、全行程を自らの足で歩いてきました。千曲市姨捨の長楽寺にある名句「俤(おもかげ)や 姨(をば)ひとりなく 月の友」をはじめ、街道沿いに立つ芭蕉の句碑47基を訪ねました。
敬愛する先人がたどった道を歩くことで、その人と同じ風景が見え、感興に浸ることができます。正岡子規も24歳のとき、芭蕉を慕い「更科紀行の道」を歩いています。そして今、同じ道を歩くことにより、日本の村落の原風景と現在の疲弊が見えてきます。古道を歩くことは文化遺産の再発見、村おこしにもつながります。本書と一緒に思索の旅に出かけてみませんか。
A5判、270ページ、オールカラー、定価2000円(税込み)。お求めは書店、信毎販売店へ。