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2008年2月16日〔編集局〕
春三月、信濃毎日新聞が生まれ変わります。3月24日(月)の朝刊から、1ページ15段制を12段制にして基本文字を拡大、1行の文字数を13字に増やして「大きく、ゆったり読みやすい紙面」をお届けします。行間もたっぷり広げ、難しい地名や人名に振り仮名を付けます。
<1行13字 ゆったり紙面>
新しい基本文字は、「目に優しく、優れた文字」という願いを込めて「優」とネーミングしました。
新文字は現行より縦6・4%、横4・4%、面積で11・1%大きくなります。行間も8%広げ、1段当たりの行数は現在の75行から71行にゆったりします。
本紙を含め国内のほとんどの新聞は、戦後間もない1951(昭和26)年から、1ページを15段に区切って編集してきました。その後、読者の皆さんの「もっと大きな文字に」という声を受けて、1行当たりの文字数は15字から、14、13、12、11字と減らしてきました。
今回、さらに大きな文字を採用するに当たって、1行当たりの文字数をこれ以上減らすと、文字を追う目線の行替えが頻繁になり、かえって読みにくいという研究結果から、1ページ12段、1行13字という57年ぶりの大改革に踏み切ります。
12段制はまた、「紙面の真ん中の折り目に記事がかかって読みづらい」という課題も解消します。
<1ページ12段 読みやすく>
信濃毎日新聞は、足元から世界のニュースまで、より分かりやすく、より深くお伝えしていきます。文字拡大で文字数そのものは若干減りますが、簡潔な記事と、見出しやレイアウトの工夫とで情報量は減りません。
大きく、ゆったり、読みやすい信濃毎日新聞にご期待ください。