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「県NIE研究会」設立 新聞の教材活用法探る

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 新聞を教育に活用するNIE(Newspaper in Education)活動を広めようと、県内の教員らが26日、「県NIE研究会」を設立した。県内の新聞・通信各社と県教委などでつくる県NIE推進協議会と連携。情報交換しながら、新聞を生きた教材として教育に役立てる方法を探る。
 長野市の信濃毎日新聞社講堂で開いた設立総会には約30人が出席。会則を承認し、会長に木内清・小諸商業高校教頭を選んだ。木内会長は「学校関係者以外の人にも参加してもらい、NIE活動を盛り上げていきたい」とあいさつした。
 この日は、NIEを実践する県内小中高校の報告に続き、今後の研究会の進め方を協議。参加者からは「成功例や課題を持ち寄り、気軽に論議したい」などの意見が出た。国立教育政策研究所教育課程研究センターの谷田部玲生総括研究官が、「NIEのこれまでとこれから」をテーマに記念講演した。
 研究会設立は、2009年7月に長野市で開くNIE全国大会を前に、県内の実践校関係者や県NIE推進協議会が呼び掛けた。設立時の会員登録は50人余。東信、北信、中信、南信に支部を設け、それぞれ研究報告会などを開いていく。
【写真説明】県内の教員らが参加した「県NIE研究会」の設立総会=長野市の信濃毎日新聞社

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