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記事題材に大町東小で公開授業 バイオエタノール学習

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 大町市の大町東小学校は30日、教育に新聞を活用する「NIE」の公開授業を行った。同校は、日本新聞教育文化財団指定のNIE実践校。5年2組の児童27人が、新聞記事をきっかけに関心を持ったバイオエタノールについて発表した。
 児童たちは、記事に書いてあったバイオエタノールの長所と短所を主にインターネットを使って詳しく調査し、紙にまとめて発表した。大豆や小麦などの畑を切り替えて原料のトウモロコシやサトウキビを生産するとし、「食料が値上がりする」「地球温暖化に役立つ」などと紹介した。
 担任の徳嵩敏幸教諭(41)はバイオエタノールの生産は今後増えていくか質問。児童たちは「食べるものが少なくなっていくので増えない」「作る人は良いところばかりを周りの人に言うから増える」など、自分から立って発言した。
 徳嵩教諭が「日本の総理大臣」になったつもりで増やすか生産をやめるか質問。児童たちは「飢餓で死んでしまう人もいるので生産をやめる」など、それぞれの考えを紙に書き込んでいた。
【写真説明】公開授業で、同級生が調べた資料を見てバイオエタノールについて考える大町東小の5年生

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