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2007年11月 9日〔編集局〕
本紙くらし面の読者投稿欄「私の声」の読者や投稿者が交流する「信毎『私の声』の集い」が8日、松本市内のホテルで開かれた。病気と闘いながら身近な草花を描いている飯田市の主婦、和田静子さん(77)が「草花の中から広がった世界」をテーマに講演。約70人が耳を傾けた。
和田さんは40代前半で心臓病を患い、闘病生活の中で草花の絵を描き始めた。「療養中の天気のいい日に外に出たら、さまざまな雑草が花を咲かせていた。同じ種類でも、環境が違えば色も大きさも違う。精いっぱい生きる雑草の力強さに励まされたことが、絵を描くきっかけになった」
ただ、雑草の種類はもちろん名前も分からない。分厚い植物図鑑で一つずつ突き合わせ、苦労しながら調べた。昨年秋には、生命科学雑誌に11年間連載した作品をまとめた画文集を出版。「私が描くのは、どこにでもある地味な草花ばかり。でも自然の造化の妙や種族保存の工夫はとても面白い」と話した。
安曇野市の女性(41)は「好奇心を持ち続けているところに和田さんの『若さ』を感じる。調べることに骨惜しみしないところもすごい」と感心していた。
【写真説明】飯田市の主婦和田静子さんを講師に招いて開かれた「信毎『私の声』の集い」=8日、松本市内のホテル