日本新聞協会は本年度から、地域貢献活動をした新聞販売所などを顕彰することを決め３日、第１回地域貢献大賞に、高知新聞の販売所で組織する「高新会」の婦人部「なでしこ会」を選んだ。特別賞は中日新聞安城今池町専売所で働く桑山利子さん（６９）。このほか、奨励賞に信濃毎日新聞の販売店でつくる信毎会連合会など９件、褒賞に５件を選んだ。
　「なでしこ会」は約２０年にわたりチャリティーバザーを開催、売り上げを地域医療に貢献している高知新聞・高知放送の「生命（いのち）の基金」に寄贈するなどしている。
　桑山さんは１９９３年から毎年、スリランカの学生を支援するため、給料の一部を奨学金の運用をする財団に寄付している。
　信毎会連合会は、「県内の盲、ろう、養護学校の児童生徒への傷害保険贈呈の継続事業」が受賞の対象となった。在宅時や休日など学校管理外で適用される保険で、県教委を通じて８１年度から毎年贈っている。本年度の対象は１２８０人。過去に交通事故での死亡、負傷例や、家庭でけがを負った例などに適用されている。