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2007年10月 3日〔メディア局〕
茅野市で、全国に先駆けて子どもの読書推進活動が行われてきました。市民と市が連携する「パートナーシップのまちづくり」の手法で取り組み、子育てに成果を挙げた約10年間の記録です。
同市は子どもの「心の教育」に読書をとり入れることにし、市民が2000年に推進母体となる「読書の森 読(ど)りーむinちの」を発足させました。同時に赤ちゃんに絵本を贈るファーストブックプレゼントを開始。翌年からは4カ月健診時にも1冊、05年からは小学校の新入生に本を贈るセカンドブックプレゼントも行っています。さらに、家庭や保育園での読み聞かせ、市内の全小中学校・高校での「朝読書」の定着、市民が開く多様な催し…。読書活動は大きく広がりを見せています。
市民手づくりの活動内容と経過、苦労そして喜びを、活動に携わった人たちがまとめました。児童文学家の松居直さんは「未来を築く子どもたちの生きる力と心を育(はぐく)む」と語り、「わが国の隅々にまで拡(ひろ)め、さらに海外にもその理念と方法を具体的に語り拡める価値のある貴重な実践」と高く評価しています。
本を読むことが、子どもや親にとっていかに大切か。活字離れが言われる時代に、茅野市での実践に学び、考え直すヒントにしてほしい1冊です。A5判、192ページ、グラビアカラー8ページ、定価1470円。