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2007年5月10日〔編集局〕
日本科学技術ジャーナリスト会議(東京・小出五郎会長)は9日、信濃毎日新聞が昨年1月から6月まで社会面で連載した「20年目の対話 チェルノブイリ原発事故」を中心とする追跡報道など5件に第2回科学ジャーナリスト賞を贈ることを決めた。
同賞は、科学、技術に関する報道や出版、映像などで優れた成果を挙げた個人やグループを表彰している。
連載は6部構成・42回。旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所爆発事故の被災地ベラルーシで1997年、白血病の少年の手術に立ち会った記者が2005年に現地を再訪。14歳で亡くなった少年と家族の20年をたどりつつ、松本市の日本チェルノブイリ連帯基金や信大の医療支援活動の軌跡を追った。また現地の専門家へのインタビューなどで原発事故の影響を示す科学データを掘り起こし、特報した。
取材班は、山口裕之、中川かおりの両記者と、飯島裕一編集委員、山田英知報道部次長。選考では「原子力発電所のない地方から、チェルノブイリの問題に関心を持ち継続的に追ったのは、地方紙の新しい報道のあり方といえる。国際的なスクープもあった」と評価された。
45件の応募と推薦の中から、科学技術振興機構理事の北沢宏一氏、ノーベル化学賞受賞者の白川英樹氏らが選考。大賞は、科学者の論文ねつ造をテーマに本を執筆し番組を制作したNHKディレクターの村松秀氏だった。
【写真説明】連載企画「20年目の対話 チェルノブイリ原発事故」の紙面