信毎販売（塩尻市）は２４日、飯田市江戸浜町に移転する飯田支店の建設予定地で、関係者１５人が出席して地鎮祭を開いた。新支店は６月末の完成を予定している。
　同市本町にある現在の支店は駐車場や作業スペースが手狭で、移転先を探していた。新支店は敷地約１３９０平方メートル、建物は鉄骨造り２階建て、延べ約５６０平方メートル。１階が事務所と作業場で、２階に会議室や休憩室などを設ける。
　会議室は一般にも開放するほか、飯田市が東海地震の防災対策強化地域に指定されていることもあり、災害時は近隣住民に避難先として使ってもらうことを想定し、発電装置や和室も備えた。また、早朝の作業が多いため防音性を高めた設計となっている。
　飯田支店は主に市街地や上郷、松尾地区がエリア。小松盛喜社長は「機能性だけでなく、地域の皆さまに喜んで受け入れてもらえるような建物となるよう努力した。新支店を気軽に利用していただけたらうれしい」と話していた。