<前の記事 | トップ | 次の記事>

<信毎の本>野外観察でたどる 信州花ごよみ

06090605.jpg

 四季折々、咲き乱れる花々は、どのように開花期を選ぶのだろう。それは生態系の中で、どう位置づけられるのだろう。そんな疑問を持った小林正明・飯田女子短大教授(前飯田高校長)が、自宅のある飯田市を中心に県内各地で観察を重ねた成果です。
 取り上げた植物は、身近に咲く園芸種も含め529種。それぞれの平均的な開花日を日単位で特定して並べました。観察結果からは、個体差や年ごとの前後はあるものの「種類ごとの開花順は変わらない」という“花の秩序”が見えてきます。
 その花は、いつ咲くのか? 一番の関心事がたちどころに分かります。
 次々と咲いていく植物には、5月下旬と8月上旬に開花のピークがあります。その盛りをつくるのは、在来種が中心でした。地道な観察のまとめとして、開花の意外な姿も伝えています。
 A5判、オールカラー256ページ、定価1890円(税込み)。

 ご購入はこちらから「信毎の本オンラインショップ」

<前の記事 | トップ | 次の記事>

インフォ内検索

発信元


記事アーカイブ

信濃毎日新聞社