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2006年6月14日〔読者センター〕
飯田市上郷小学校(佐々木秀治校長)は本年度から、新聞を教育現場で活用する「NIE」の研究グループを設置し、全校での活用法を探っている。13日は信濃毎日新聞社のNIE担当者を講師に、6年3組の34人が分かりやすい新聞の作り方を学んだ。
同校は昨年度から日本新聞教育文化財団のNIE実践校に指定され、6年生の1学級が記事について考えをまとめる学習などに取り組んだ。2年目はさらに活用を進めようと、国語や体育など4教科で設けている教諭らの研究グループと同じ位置付けで、NIEの研究グループを設置した。
グループは各学年の代表ら7人で構成、学年ごとに活用法を探っている。既に6年3組が記事のスクラップや、社会や理科で学習内容をまとめた新聞作りをしているほか、4年生も近く国語の時間に新聞作りをする。グループ代表の湯本正芳教諭(42)は「学習を通じ児童たちが自然と日々、新聞に目を通すようになった」と話す。
この日は本社の横内房寿読者センター長が、実際の紙面を教材に分かりやすい記事の書き方などを紹介。中神瑞希さん(11)は「新聞作りは大変。記事のまとめ方とかが参考になりました」。6年3組は2学期に、実際に取材に出て新聞を作ることも計画している。
今後は低学年での実践についても研究するといい、塩原義郎教頭は「情報を自分で集めて分析する能力がつくはず。今の時代には不可欠な力です」と話していた。
【写真説明】実際の新聞を教材にレイアウトや見出しの付け方の説明を聞く飯田市上郷小の児童たち