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「柊の垣根」に新聞労連ジャーナリズム大賞特別賞

 信濃毎日新聞社の連載企画「柊(ひいらぎ)の垣根−ハンセン病元患者たちは今」が23日、第10回新聞労連ジャーナリスト大賞の特別賞に決まった。
 同賞は平和、民主主義の確立や言論、報道の自由などに貢献した記事や企画、キャンペーンを顕彰する。
 「柊の垣根」は2004年9月から05年3月まで朝刊社会面に55回連載(4部構成)し、畑谷史代記者が担当した。国立ハンセン病療養所多磨全生園(東京都)に暮らす長野県出身の男性を中心に、01年の国家賠償請求訴訟で勝訴した後も故郷に戻れずにいる元患者たちを描き、彼らを隔て続けている社会のありようについて考えた。平凡社新書「差別とハンセン病 『柊の垣根』は今も」として出版された。
 ルポライター鎌田慧氏らが応募15点を審査。「一人の記者がコツコツと取材を続け『読ませる』連載を書いた」と評価された。
 大賞は沖縄タイムスの戦後60年キャンペーン報道「新たな視点、証言で探る沖縄戦」が受賞した。

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