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改憲などに発言相次ぐ 長野で信毎「私の声」の集い

 本紙くらし面の読者投稿欄「私の声」の投稿者、読者らが語り合う「信毎『私の声』の集い」が9日、長野市南県町の信濃毎日新聞社本社で開かれた。中馬清福・本社主筆(70)が「平和なくらしを続けるために―今私たちにできること」と題して講演。約100人が耳を傾けた。

 中馬主筆は、政治が一種の「ショー」となり、対抗軸が明確でない社会に入った―と指摘。平和への脅威となるテロや戦争、改憲の動きなどさまざま問題が起きている中、情報を比較し、活用しながら「考える癖をつけていこう」と訴えた。

 また、信州人の気質を「『でも』と疑問を言うこと」と評し、「『でも』を繰り返し言うことで、私たちの生活は変わってくる」と話した。

 会場からは、改憲や日中関係、新聞の役割などについて発言が相次いだ。新聞3、4紙を読み比べているという長野市の男性(79)は、憲法九条について「変える、変えないの二者択一でなく、中間の道を議論することが必要だ」と述べた。

 講演に先立ち、社屋の見学会もあった。

 【「集い」の詳報は11日付本紙くらし面に掲載します】

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