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10代の受賞励みに 信毎選賞表彰式、2人と1団体に

 財団法人信毎文化事業財団(理事長・小坂健介信濃毎日新聞社社長)は8日、長野市内のホテルで第10回信毎選賞の贈呈式を開いた。全国高校囲碁選手権大会個人戦で3連覇した須坂東高3年の高津昌昭さん(19)=長野市、須坂園芸高校在学中に第31回全国造園デザインコンクールで最高賞を受賞した千葉大1年の徳嵩桃子さん(19)=千葉市、全国中学校体育大会2連覇の長野市裾花中女子バレーボール部に正賞のメダルと副賞30万円が贈られた。

 受賞者や財団関係者ら約80人が出席。小坂理事長は「今回の受賞は大学生、高校生、中学生といずれも10代。前途洋々の皆さんをたたえ、励ます賞は、贈呈する私たちにとっても励みになる」と祝いの言葉を贈った。

 裾花中バレーボール部は副キャプテンの山口翔子さん(15)=3年=が「みんなで目標に向かって努力する大切さを学んだ。地域の皆さんの期待に沿えるよう一層努力したい」と代表してあいさつ。高津さんは「受賞で初めて自分が長野県人であることを意識した。県人の1人として今後も頑張りたい」、徳嵩さんは「素晴らしい先生、たくさんの経験が造園の楽しさを教えてくれた。これからもデザインの勉強を頑張っていきたい」と、それぞれ抱負を述べた。

 信毎選賞は1996年創設。文化やスポーツ活動を通じ社会に貢献し、今後の活躍が期待される個人・団体に贈っている。今回は71の個人・団体を対象に選考、決定した。

【写真】信毎選賞を受ける徳嵩桃子さん(中央)と高津昌昭さん(右端)、裾花中学校女子バレーボールチーム副キャプテンの山口翔子さん=8日、長野市内のホテル

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