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声を出して新聞を読もう 「音読」キャンペーン

 信濃毎日新聞社と信毎販売店会は「新聞音読」キャンペーンを始めました。声を出して文章を読むことで記憶力・創造力がアップし、物忘れが目立つお年寄りの頭の働きもよくなる―という脳科学者の研究成果を、多くの人に実践してもらおうという試みです。

 音読により活発化するのは、おでこの裏側にある「脳の中の脳」といわれる大脳の「前頭前野(ぜんとうぜんや)」です。東北大学未来科学共同研究センターの川島隆太教授が、各種実験で血流を基にした脳画像を撮影し、前頭前野の活性化には、毎日違う文字情報を声を出して読むのが最も効果的―と実証。毎日家庭に届く新聞の活用がよい―としています(詳しくは10月14日付朝刊記事を参照)。

 本社と信毎販売店会は、川島教授へのインタビューや実証結果をイラスト化したA4判、4ページのパンフレットを作り、全読者に配りました。今後はテレビCMの放映、ポスター製作、川島教授を招いての講演会も計画しています。

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