トリノ冬季パラリンピックのアルペンスキー競技に初出場した波田町の三沢拓選手(18)が31日、町役場に太田典男町長を訪ねて結果報告をした。「気分よく滑ることができた」と振り返り、4年後のカナダ・バンクーバー大会に向けて「結果を出したい」と力を込めた。
同席した母の晶子さん(51)は「無事にゴールしてほしいと祈っていました」と、現地で応援した時の心境を披露。太田町長は「三沢選手の活躍で刺激を受けて、後に続こうとしている子どももいると思う」と激励した。
三沢選手は今大会でレースごとに順位を上げ、最後の回転で5位に入賞。順天堂大スポーツ健康科学部(千葉県)入学を控え、あいさつ回りや引っ越し準備などで忙しい日々を送っている。