信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

写真で振り返り―防災に役立てて 諏訪市博物館
2006年11月 8日(10:44)
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 7月豪雨の被害を受けた諏訪市内の様子を振り返る写真展が12日まで、市博物館(中洲神宮寺)で開かれている。大人の腰の高さまで浸水した中心市街地や、土石流が発生した中ノ沢川(湖南)など、当時の被災状況を生々しく伝える写真約50枚を展示している。
 写真は、市が記録として保存するために市職員や市民から集めた一部。「多くの市民に見てもらい、防災に役立ててほしい」と同館が展示を企画した。
 災害現場を撮った写真のほか、避難所の住民や、浸水した家屋からぬれた畳などを運び出すボランティアらの姿を写したものも。浸水した市内各地の写真を見ていた中洲小学校4年の男子(9)は「(街が)こんなふうになってたなんて知らなかった」。
 このほか、市を襲った過去の水害を記録した写真や市作製の冊子、市内で土石流の危険がある場所を示した地図などを展示している。
 写真展のみは、無料で見学できる。
【写真説明】諏訪市内の7月豪雨災害の様子を生々しく伝える写真展


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