信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

復興状況などの質問次々と 岡谷で子ども会議
2006年10月28日(10:11)

 岡谷市は26日夜、市内の児童や生徒から市政についての意見を聞く「子ども会議」を、市塩嶺野外活動センターで開いた。参加した小中学生や高校生が、7月豪雨災害への対応などの質問や提言を、林新一郎市長や北沢和男教育長にした。
 市内の小中学生や高校生計68人がこの日から同センターで2泊3日の共同生活をする「通学合宿」(市子ども会育成連絡協議会など主催)の一環として開催。高校の女子生徒が豪雨災害の復興状況などを尋ねたのに対し、林市長は「山が崩れると分からなかったことを深く反省し、さまざまな対応を取るとともに、災害の記録を後世に残そうと準備している。皆さんも、災害の経験を絶対に忘れないようにしてほしい」と答えた。
 また中学の男子生徒は「校内で、先生が生徒の前でたばこを吸っていることをどう思うか」と質問。北沢教育長は「マナーを守ってもらうように各校長に伝える」と回答した。児童・生徒たちは「市長は普段どんな仕事をしているのか」「市長になって良かったことは」など、およそ1時間にわたって積極的に質問していた。
 子ども会議は2年目。昨年は、「未来の岡谷」をテーマに市内小中学生から募集した作文コンクールの入賞者と市長が懇談した。


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