諏訪地方事務所は26日、7月豪雨災害に伴うコモンズ支援金(地域枠)の緊急募集分について、31事業計5773万円を内定したと発表した。要望があった諏訪、岡谷、茅野の3市と、岡谷市、諏訪市、下諏訪町内の計26行政区、2住民団体の合わせて31団体すべてに要望額のほぼ全額を支給する。
いずれも「安全・安心な暮らしの支援」に当たる事業。土石流発生に伴い、岡谷市橋原区と駒沢区に土砂の排出・除去作業と災害対応用備品整備などにそれぞれ521万8000円、563万9000円、花岡区には流失した防犯灯整備などに168万9000円を支給する。
諏訪市豊田有賀区の地区内防災用放送設備整備事業(103万8000円)、下諏訪町自治会第3区のハザード・マップ作成事業(38万7000円)なども選ばれた。
岡谷、諏訪、茅野の各市には、住民と行った応急復旧工事などで使った備品の購入にそれぞれ2205万円、1085万5000円、67万円を支給する。
県は7月24日から9月20日まで、本年度当初予算に計上したコモンズ支援金全県枠の残額を用いることにして緊急募集を実施。諏訪地事所は10月10―19日に開いた選定委員会で採択事業を内定した。