信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

通行止めの規制守って 塩尻の16路線で看板点検
2006年10月21日(10:10)
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 塩尻市宗賀の林道奈良井川線で19日夜に軽トラックが転落し、男性がけがをした事故を受け、同市は20日、7月豪雨災害のために通行止め区間がある市管理のほかの林道16路線を点検した。ほとんどの場所で「通行止」の看板が道路脇に寄せられ、車が自由に入れるようになっていた。市は、キノコ採りなどで通行止めの林道に車で乗り入れる人がいると見ており、危険なので規制を守るよう呼び掛けている。
 軽トラックが転落した現場は、7月豪雨で路面が崩落した。この日点検した16路線も、豪雨で路面崩落や土砂流出があり、通行止めになっている。市は災害直後、一般車両が入れないように各路線の起点と終点に看板を置いていた。
 市はこの日、あらためて看板を中央部に戻し、道路にロープを張り、「通行止」と記した表示をぶら下げた。
 市によると、毎年この時期は、地元住民がキノコ採りを目的に林道を使って山に入ることが多い。農林課は「勝手知ったる道でもどんな危険があるか分からない。通行止め規制は守ってほしい」と訴えている。
【写真説明】軽トラックが転落した林道奈良井川線の崩落現場


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