信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

流路の拡幅など検討 下諏訪の承知川改修で計画説明
2006年10月19日(09:53)
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 諏訪建設事務所と下諏訪町は17日夜、7月豪雨であふれた町内の承知川の災害復旧関連事業計画説明会を、町4区公会所で開いた。地元住民約40人が出席。建設事務所は、JR中央東線の線路から下流200メートル間について、国の激甚災害対策特別緊急事業の補助を得て改修を始める計画を説明した。
 同事務所整備チームによると、承知川で「30年に1度の大雨」を想定した毎秒70トンの流量を確保するため、JR線下流200メートル間で河床の掘り下げや流路の拡幅などを検討しており、11月に測量を始める。県の災害復旧事業として、下諏訪向陽高校(武居北)の上流部に遊砂池やえん堤を設ける計画もある。
 町まちづくり整備課によると、承知川沿いでは7月豪雨で、護岸が崩れるなど約30カ所に被害が出た。町4区の久保海道は、約200メートル区間で川が土砂に埋まり、道路が約300メートルにわたって水没。路面のアスファルトが流出し、現在も地元住民以外は通行止めの状態が続いている。
【写真説明】上流から流れてきた土石など、7月豪雨災害のつめ跡が残る承知川=下諏訪町久保海道


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