岡谷市災害救援ボランティアセンターが7月豪雨災害の復旧作業のため、県外のNPO法人から無償で借りたスコップや一輪車などの返却作業が6日、終了した。最後の荷物は新潟県三条市のNPO法人「にいがた災害ボランティアネットワーク」に送り出した。
市内で土石流が発生した4日後の7月23日から26日にかけて、同法人や名古屋市のNPO法人「レスキューストックヤード」などから同センターに用具が届いた。同市社会福祉協議会の要請で寄せられた用具はスコップ計約1000本や一輪車計53台、竹ぼうき、デッキブラシなど。ボランティアが土砂の除去作業などに使った。
同市社協は8月末に同センターを閉鎖してから、用具の返却作業を進めてきた。この日は、スコップ578本や一輪車33台などをトラックで送り出した。同市社協の古畑福和次長は「災害後すぐに必要な道具を送ってくださったおかげで復旧作業ができた」と感謝していた。