信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

諏訪市が義援金配分額を決定 床上浸水以上を重点的に
2006年10月 4日(09:44)

 諏訪市は3日、7月豪雨災害で市に寄せられた義援金を被災者に配分する「災害義援金配分委員会」を市役所で開き、被災した住宅や事業所などへの配分額を決めた。最高額は、床上浸水のうち建物の主要部分の20%以上、40%未満が被害を受けた「半壊」世帯(10世帯)への10万3000円。市は今月中に被災者の口座に振り込む予定だ。
 9月末までに市に集まった義援金は約3510万円。日本赤十字社県支部などから配分された約2920万円を合わせた約6430万円のうち、床上浸水世帯に1万円ずつ支給する災害見舞金計550万円などを除く約5690万円を1次配分する。
 「床上浸水以上の世帯に重点的に配分する」との方針で市側が提示した案が了承された。「半壊」を除く床上浸水世帯(486世帯)に6万6950円、床下浸水世帯(1016世帯)に1万300円、浸水した事務所や店舗など(計417カ所)に3万900円をそれぞれ支給する。
 区が負担した救援物資の費用などへの2次配分は11月に検討する。


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