信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

静岡の小中学生も作業に汗 岡谷の被災民家訪れ
2006年8月 1日(09:08)
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 静岡県沼津市の「日本沼津災害救援ボランティアの会」に所属する小学3年―高校3年の6人が31日、土石流災害に遭った岡谷市川岸東の民家を訪れ、土砂の片付けのボランティアをした。暑さの中、子どもたちは庭の植え込みなどにたまった土砂を運び出した。
 同会は、1995年の阪神大震災をきっかけに、東海地震発生にも備えるために発足。沼津市をはじめ静岡県を中心として全国に会員がおり、これまでに新潟県中越地震などの被災地に子どもの会員を派遣してボランティア活動をしている。
 この日、子どもたちは水分を含んで重くなった土砂にてこずりながら、真剣な表情で作業。最年少の小学3年大川雄大君(8)=沼津市=は「近くには土砂でぐちゃぐちゃになった家もあって驚いた。少しでも力になれるように頑張りたい」と話していた。
 一緒に片付けをした家主の自営業高林宏至さん(63)は「子どもたちが来てくれるだけで元気になる」と感謝していた。
【写真説明】岡谷市川岸東で、民家の庭の土砂を片付ける静岡県の子どもたち


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