信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

冠水・陥没の上川通勤バイパス 全線が復旧
2006年7月23日(09:28)
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 諏訪市災害対策本部は22日午前、茅野市から諏訪市を流れて諏訪湖に注ぐ上川の堤防を走る通称「上川通勤バイパス」で、道路陥没のため通行止めになっていた市内の一部区間の規制を解除した。茅野市内も前日夕までにすべて解除されており、同バイパスは全線で通行可能になった。
 同本部によると、諏訪市内の同バイパスは上川の水位上昇で、17日午後から橋をくぐる個所などが冠水し、断続的に通行止めとした。18日にはさらに水位が上昇。広瀬橋(四賀)近くの右岸の水門上を通る部分に小規模な陥没が見つかり、堤防決壊の恐れも出たため、同日夕から全区間が通行止めになり、周辺道路が大混雑した。
 21日午後3時以降は左岸の全線と右岸の飯島橋(同)から河口部は開通したが、陥没個所復旧のため、広瀬橋―飯島橋間の右岸約700メートルは通行止めになっていた。
 同バイパスは、右岸が諏訪市方面、左岸が茅野市方面に向かう道路で、延長は各7キロ前後。信号がほとんどなく、国道20号などのバイパスとして利用されている。
【写真説明】全線開通した「上川通勤バイパス」を走る車=諏訪市四賀の飯島橋下


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