豪雨の被災者らに利用してもらおうと、JR上諏訪駅前のまるみつ百貨店は20日、同店5階にある温泉施設「なごみの湯」の無料開放を始めた。
諏訪湖畔や流入河川近くの冠水した地域では、下水道が利用できず風呂が使えない家庭があるため、「被災者の皆さんに疲れた体と心を癒やしてほしい」(総務部)として、通常500円のところを無料開放した。23日まで。被災者以外も利用できる。
同社は19日にタオル400本、20日にお茶飲料入りペットボトル(500ミリリットル)480本を市災害対策本部に寄贈。太田啓社長は「多くの従業員が出勤できず、一部の商品も仕入れできないなどの影響を受けているが、何とか地域のお役に立ちたい」と話していた。