信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

中野の道路、泥を除去 住民ら浸水住宅を清掃
2006年7月21日(09:41)
06072121.jpg

 豪雨による千曲川の増水で住宅の床上・床下浸水などの被害が出た中野市では20日、住民や消防団員らが水の引いた道路に残った泥の除去や住宅の清掃に追われた。
 市が19日午前7時から25時間半、17戸56人に避難を勧告した替佐では、住宅4戸の床下に浸水。被害を受けた農業宮沢賢明さん(54)宅前の道路は20日朝、千曲川が運んだ泥でぬかるんだ。消防団員10人余や宮沢さんらがスコップで泥を除いていった。
 宮沢さんは避難勧告を受け、19日夜は親せきの家に宿泊。床下は、一昨年10月の台風23号の時より10センチほど高い位置まで浸水があったという。
 市の20日午後4時半時点のまとめでは、替佐や上今井を中心に市内の住宅計22戸に床上・床下浸水があった。市は19日、4地区に避難勧告し、うち岩井の住民約200人は同日午後10時の解除まで倭小体育館に避難した。替佐を含む他の3地区は20日午前8時半まで勧告が続いた。
【写真説明】水田の向こう側を流れる千曲川が19日、住宅前を通る手前の道路上に増水。水が引き、泥を除去する消防団員=20日午前、中野市替佐


<前の記事 大雨被害 トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun