信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

諏訪湖はんらんの恐れ 諏訪市が6千人に避難勧告
2006年7月19日(11:43)

 諏訪湖は午前10時37分現在、釜口水門付近の水位が危険水位の2・1メートルを上回る2・29メートル。県諏訪建設事務所は水門の上部ゲートを全開し、天竜川への放流量は過去最大で水門操作規則の上限の毎秒400トンに達した。流入河川も宮川、上川の下流地区で特別警戒水位を上回った。
 諏訪湖がはんらんする恐れが出たため諏訪市は午前6時までに、諏訪湖周辺の高島、大手、湖柳などに避難勧告。このほかJR上諏訪駅周辺の湯の脇、大和などにも避難勧告を出し、対象は計2598世帯、5976人に上った。午前11時現在、153人が小学校体育館などに避難した。
 宮川は茅野市の金沢橋付近で決壊の危険があるとして、地元消防団が警戒している。諏訪郡下諏訪町の砥川でも護岸の石積みが崩れた。


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