信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
田中氏、参院選出馬も検討 新党日本代表続投決定
2006年8月24日掲載

 新党日本は23日、都内で臨時役員会を開き、田中康夫代表の続投を決めた。役員会後の会見で田中代表は、自身の来年夏の参院選への出馬について、党として全国で車座集会を開き、有権者の声を聴く中で検討していく考えを示した。

 田中代表は参院選に関連し、知事選後に県内外からメールなどが届き、「ぜひ来年は長野県において古いものを壊してほしいという意見も多々寄せられてはいる」と説明。一方、阪神大震災でのボランティアや政党代表など幅広い活動にも触れたうえで「長野県で行った変革を、より社会において行おうという方々の具体的な気持ち、言葉、行動に応える中で、引き続き社会変革をさせていただきたい」と述べた。

 出馬について具体的な対応は明らかにしなかったが、会見に同席した荒井広幸参院議員(幹事長)は「(国政選挙に)長野から出てほしいという声や、参院選の比例代表、神戸市などの首長選挙に出てほしいという声もある」と述べた。

 役員会では党の活動方針を決定。車座集会を9月から長野県と神戸市で始め、統一地方選、参院選への態勢づくりも進める。

 また、田中代表は9月から長野県第一支部長に就くことも決まった。現在、同支部を含めて全国に八支部あり、県内は第一のみ。同党は「主に県内で政治活動を行うための支部」としている。


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