信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
最終日に託す願い 期日前投票
2006年8月 5日掲載
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 新人で前自民党衆院議員の村井仁氏(69)と、現職で3選を目指す田中康夫氏(50)が最後の訴えを続ける知事選最終日の5日、県内各市町村の期日前投票所には午前中から大勢の有権者が訪れている。松本市の投票所には午前8時半から正午までに909人が訪れ、市選管は「かなりの出足」。長野市でも同891人を数え、7月21日から期間中で最も多かった7月30日の462人を大きく上回った。期日前投票は午後8時まで。

 松本市内の会社員男性(40)は、家族で山梨県へ旅行に出掛ける途中に市役所に立ち寄った。「体力と精神力、リーダーシップがある人」に投票したといい、「民間ではコスト削減や予算の重点配分は当たり前。県予算ももっとメリハリを明確にしてほしい」と今後の県政に注文を付けた。

 投票後、1歳と3歳の子どもを連れて長野市に帰省する松本市内の主婦(35)は「家に閉じこもりがちになる母親への手助けなど、まだまだ足りないと感じる部分は多い。子育て支援策で選びました」と話していた。

 長野市役所では、投票所を設けた第2庁舎8階のフロアに朝から投票を待つ人の列ができた。投票を済ませた市内の女性(59)は「手続きが簡単。投票日に行くよりも精神的にゆとりが持てる感じがする」と話していた。
【写真説明】知事選の期日前投票の最終日に一票を投じる有権者=5日午前10時すぎ、長野市役所


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