信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
田中氏支援の方針明確に 共産党県委
2006年8月 1日掲載

 共産党県委員会の今井誠委員長は31日、県庁で記者会見し、8月6日投開票の知事選で、現職の田中康夫氏(50)を党として支援する考えを明らかにした。
 党県委員会は告示前の7月10日、知事選に自主投票で臨む方針を決定。新人で前自民党衆院議員の村井仁氏(69)に対し「国民いじめの政治を進めてきた(小泉)内閣のメンバーだった」として距離を置く一方、田中氏については「成果の一方、弱点もある」との見解を示していた。
 会見で今井氏は「自民党県政の復活を許さないために総力を尽くす」との声明を発表。「自主投票の決定は変えない」としつつ、選挙戦が「二者択一」の構図であることや、両氏が激しく競り合う情勢を踏まえ、田中氏支援を打ち出したと説明した。今後「残された選挙期間に(立場を)一層はっきりさせて臨みたい」とも述べた。


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